センドアンドリターンの使い方 空間系をきれいに
目次
今回はこのセンドアンドリターンについて書いていきます。
センドアンドリターンとは
大型アンプやループスイッチャーなどでセンドアンドリターン端子というものをみたことありませんか?↑Jc-120のバックパネル(アンプの裏側)だとこんな感じです。
マーシャルJCM800だとここ。
このセンドアンドリターン端子を利用することで、空間系(ディレイやコーラスなど)やボリューム系エフェクターのかかり方をきれいにすることができます。
ギター・ベースアンプというのは大抵、プリアンプという音を調整する部分とパワーアンプというプリアンプでつくった音を増幅する部分に分かれています。
センドアンドリターンは、
このプリアンプとパワーアンプの間にエフェクターなどの機器をつなぐための回路です。
センドアンドリターンへの接続方法
プリアンプからのセンド端子 → エフェクターのインプットにつなぎ、エフェクターアウトプット → パワーアンプの入力端子であるリターン端子へつなぐ。これだけです。エフェクターをセンド&リターン端子の間につなぐだけです。
もちろんエフェクターは複数つないでも構いません。
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なぜセンドアンドリターンを使う方がいいのか?
センドアンドリターン端子を使わず、普通にギターとディレイをアンプにつなぐ場合
【ギター】→【空間系(ディレイやコーラスなど)】→【歪み(プリアンプ部)】→【パワーアンプ】
ディレイのあとに歪みがくることになり、ディレイ自体が歪み、綺麗ではありません。ですからこのままでは、空間エフェクターの良さを殺してしまうのです。
センドアンドリターン端子を使った場合
【ギター】→【歪み(プリアンプ部)】→【空間系(ディレイやコーラスなど)】→【パワーアンプ】
となりますので、空間系エフェクターをきれいに響かせることができます。
ボリュームペダルの接続のため
ボリュームペダルは繋ぐ位置やエフェクターの種類によってローインピーダンスモデルかハイインピーダンスモデルかを選ぶ必要があります。しかし、センドアンドリターンを使うことで他の機器の仕様やセッティングによらず、ローインピーダンスモデルで他の機器への影響を与えずに使うことができるのです。
ですから、ボリュームペダルを音量を調節するためのみに使う場合はセンドアンドリターンにつなぐといいです。
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