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ギターのネック調整 順反り 逆反り トラスロッド調整

こんにちわ ハクロンです。
今回はネック調整をしたので、そのことを書いていこうと思います。

最近では、金属とかカーボンとかグラスファイバーとかギターの素材も色々ありますが、ほとんどのギターは木材でできています。
ネックの部分は弦で長時間引っ張られていることや、温度や湿度の変化によって曲がってしまう、反ってしまうのです。
ネックが反っていると弦高が高くなり弾きにくくなったり、ビビリが発生して正確な音が出せなくなり演奏に支障をきたします。
ちなみに湿度は40~50%がいいと言われています。冬など暖房を使うとあっという間に湿度が下がり、最悪の場合、割れたり、折れたりします。
いつもギターの状態を確認し、早く気づいて、温度や湿度などの変更、ハードケースで保管するなど対処をすることが大切です。

実際に私がネックの反りを調節している方法を紹介いたします。

まずネックの状態を確認します。

私は目で見てもよくわからないので下記の方法をとっています。(目で見てわかる方はすごいです。もしくは反りまくり?)

ギターをチューニングした状態で1フレットと最終フレットを押さえます。
1フレットと最終フレットの中央あたりのフレット(12フレット周辺)で弦とフレットの間に最適な隙間があるかどうかで、ネックが反っているかを判断することができます。一般的には0.5mm程度が最適と言われ、これよりも隙間が大きいと「順反り」、隙間が全然ない状態だと「逆反り」となります。



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次に調整をして反りを直します。



ネックの中に埋め込まれている、反りを調節することが可能なトラスロッドと呼ばれる金属の棒(別名アジャスタブルロッド)を回して調節します。
トラスロッドの場所は、ヘッド部分にカバーしてあってその中にロッドが隠れているタイプとサウンドホール内のネックとのつなぎ目のところにあるタイプがあり、ギターの種類によって違います。

反り方によって回す方向が異なります。
ネックを上にして、順反り:時計回り逆反り:反時計回り
ロッドをまわすのは一日に90度くらいまでにしたほうがいいです。それ以上多く回しすぎるとネックの形が歪んでしまったり、折れてしまうこともあります。木材は、急激な変化には弱いものですので気をつけましょう。


トラスロッドでの調節は弦による反りの変化を微調整するためのものです。
ネックが歪んでいたり、大きく反っている場合はネックアイロン作業等が必要になりますので、楽器店やリペア・ショップで直してもらう方が賢明です。
私は1本ベースを弦を張ったまま何年の放置していたためトラスロッドでも調整できなくなってしまいました。
こうならないためにも普段からこまめにギター・ベースの状態をチェックすることをおすすめします。



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