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トゥルーバイパスとバッファードバイパスについて

前回ボリュームペダルのインピーダンスの話をしましたが、これを説明するにあたり、トゥルーバイパスとバッファードバイパス(通称バッファー)を説明しておかないとわからないなあと思いましたので、書いておきます。

良くトゥルーバイパスが良いのか、バッファードバイパスのほうが良いのか議論にはなると思いますが、その性質は真逆になるので、
「状況で使い分ける」ということが必要になります。

トゥルーバイパスとバッファードバイパスエフェクターイメージ図


トゥルーバイパスのメリットは、エフェクターオフ時には音の信号が余計な回路を一切通らずそのまま出力される
トゥルーバイパスのデメリットは、エフェクターオフ時に音の信号が保護されないためノイズに弱く劣化しやすくなります。br>

バッファードバイパスのメリットは、バッファー回路を通るため電気的に保護し音の劣化を防ぐことができます。
バッファードバイパスのデメリットは、エフェクターオフ時でもバッファー回路を通るため厳密にはギターそのものの音と違う音になってしまうことです。


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トゥルーバイパスとバッファードバイパスをうまく使い分ける方法

上記で説明したように
音の劣化もノイズ
バッファー回路によるギター・ベースの信号をの変化
これら全てを100%解決する方法はありません。
トゥルーバイパスとバッファードバイパスはお互いにメリットを活かし、デメリットをできる限り抑えるしかありません。

色々と意見はあると思いますが、個人的に一番無難な方法は、ギターのすぐ後にバッファードバイパスのエフェクターを配置し、その後にトゥルーバイパスをつなぐと良いと思います。

あくまでも個人的意見となりますが、音的な違いがバッファードバイパスとトゥルーバイパスで聞いてわからないくらいであれば、電気信号的に優秀なバッファードバイパスでいいのではと思います。
バッファを通すと音が変わるから良くないといわれる場合があります。しかし原音に忠実と言われるトゥルーバイパスも、信号的に無防備なため、むしろ劣化しやすく音が変わってしまうのです。
よって私はエフェクターを使用する場合は、ノイズ対策としてバッファを使用しています。
最終的にはどちらを選ぶにしろ、出力される音が気に入るほうにするしかないのです。(身も蓋もないかもですが)
繰り返しますが、あくまでも個人的な見解ですのでご了承ください。



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