新次元のギター・アンプ「Kemper」ケンパー
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目次
これ半端ないですね。
ベースにも使えますし。
知り合いのミュージシャン、最近皆さん、これが良いというんですよね。
数日前もプロベーシストの服部君と元ハイウェイ61の堀井さんに会ったとき絶賛していました。
この機材は堀井さんが経営する田無のレコーディングスタジオBFGstudioにも導入されていますので興味ある方は購入前に是非試されるといいと思います。
では、ケンパーはどんな音なのか?
答えられませんね(笑)
ケンパーは、アンプの音をプロファイリングするので、自身のサウンドというものを一切持たないのです。
プロファイリングとはアンプの持つあらゆる特性をそのままデータ化することです。
色んなアンプをコピーしてしまうイメージの物です。
これは従来の単純な音声サンプリングやモデリングのような“それらしい音”を探る行為とは全く別の物です。
現在のアンプの状態そのものを完全に一つの音質パッケージとして「写し取ってしまう」のです。
よって実際のアンプと若干の違いは感じられますが、判別は非常に難しく、酷似したサウンドが再現できます。
かなり生々しいアンプの音がします。
私程度の耳では、本物との差がわかりません。
このアンプなら運搬によるリスク、真空管等消耗、経年による故障、環境の変化による音の変化などなども解消されてしまいます。
レコーディングからライブまで使える優れものです。
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Kemperの種類
アンプタイプとラックタイプがあり、それぞれにパワーアンプ搭載か非搭載かを選ぶことができるので2017年現在全部で4種類になります。Kemper Profiling Power Head
パワーアンプ搭載モデル 色が白と緑があります。
Profiler Head
600Wのパワーアンプを搭載したモデルもあります。色が白と緑があります。
Profiler Rack
PROFILING AMPのラック版です。
Profiler Power Rack
ラック版に600Wのパワーアンプを搭載したモデルもあります。
パワーアンプ非搭載型は、Kemper本体のアウトプットからPA卓へ信号を送って音を返します。
パワーアンプ搭載型の場合は追加機能としてスピーカーケーブルをギターキャビネットへつなげることで通常のギターアンプのようにキャビネットから音をだすことができます。
Kemper Profiling Amplifier
※パワーアンプありと無しがありますのでご注意ください
ケンパーでのプロファイリング方法
その1
まずは継続的なホワイトノイズを出してターゲットとするアンプの「周波数特性」を読み取っていきます。アンプのゲイン変化が変化することで周波数特性も変化します。
よってホワイトノイズの音量を段階的に上げていき、クリーンからドライブサウンドまで、アンプが作り出す全てのサウンドの周波数特性を読み取ることができるようです。
その2
断続的なホワイトノイズを出してターゲットとするアンプの歪みのカーブを読んでいきます。どのポイントから音が歪み始めるのかなど歪みの特性を解析します。
その3
数学的な法則をベースに生成されたテストトーンを送り、そのアンプが持つ音色を読んでいきます。スピーカーやマイクの特性も読んでいきます。
その4
強弱付けてギターを弾き、歪みのニュアンスやタッチを整合します。偏った弾き方をすると仕上がりが悪くなってしまうので気を付けてください。
プロファイリングが苦手でも
プロファイリングが苦手な人でも、プロファイリングしたいアンプを持っていない人でもKemperの利用はできます。Kemperの音源データは「リグ」として呼ばれ、デフォルト状態で300近くのリグが収録されています。
また公式サイトにある
Kemper Amps | Rig Exchange(サイトのユーザー登録が必要です)
を使うことでユーザー同士でリグのアップロードやダウンロードをすることができます。
Rig Exchangeは専用ソフト「Rig Manager」を使うことでパソコンとケンパー間でのやり取りも行えます。
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